恋愛には出会いもあれば別れもあり、別れの原因はカップルにより様々です。 別れ話になったときに「他に好きな人ができた」「仕事を優先したい」「気持ちがなくなった」など明確な理由を告げられて別れるケースもありますが、理由がよくわからずに終わってしまうこともあります。そんなとき、自分を振った男性の心理を知りたがる女性は少なくありません。 そもそも「別れ」は本当にある日突然やってくるものなのでしょうか? 実は、その前から別れを意識する瞬間があったのではないでしょうか? 付き合っている過程の中で「この女性とはこの先やっていけないかも」と感じた瞬間に別れの気持ちがよぎっていたのかもしれないということです。 自分から告白したり、アプローチしたりする女性はまだまだ少数派なので、恋愛初期において、男性が女性にアプローチしたり追いかけたりすることが多いものです。 しかし、恋愛安定期に入れば、男性は「自分の素」を出していきたい生き物。その時に、「居心地が良い」と思えるか、「一緒にいると面倒だな」と感じさせてしまうか。後者だった場合、男性にとっては別れを意識するスイッチになりかねないのです。 その結果、他の女性に気持ちがいって浮気したり、仕事や趣味など恋愛以外に優先したいものが出てきたりと、もうこれ以上付き合いを続ける理由がなくなってしまい、別れを決意します。 では、男性に別れを意識させる言動とは具体的にどんなものなのでしょうか? 女性からすれば、気づかないうちにやっているようなさりげないこともあるかもしれません。気づいた時にはすでに遅しという結果にならないよう、彼との仲が円満なときこそ、考えてみましょう。
1. 束縛を感じた時
多くの男性は必要以上に束縛されることを嫌います。恋愛当初はそのヤキモチ自体を可愛いと思ったり、嫉妬されること自体が嬉しかったりするものですが、「もう自分が追いかけなくても大丈夫だ」という安定期に入れば、それは面倒なものに変わります。 必要以上に「週末は誰と何をしているの?」「本当に仕事なの?」「今日は何時に帰るの?」など細かく、常に聞かれたり、管理されていると感じたりすれば、男性は自由を求め、別れを意識することになるでしょう。
2. パーソナルスペースに踏み込まれた時
一人暮らしに慣れている独身男性は、自分の生活のリズムがルーティーン化されています。その場合、彼女になったからと言って、必要以上に彼の生活圏に急に入りこみ、生活のペースを乱すのは嫌がられます。 例えば、付き合って早々に「合鍵を作りたい」と言う、「勝手に家に行く」、「どこにでも一緒についていきたがる、一緒に行動したがる」「彼の友人の前で、やたら彼女面する」などの行動は避けた方がいいでしょう。一緒にいると疲れてしまう、ペースを乱されると感じれば、一人の方が楽だと思い、別れを意識し始めるでしょう。
3. 仕事が忙しくて会えないことを責められ、疑われた時
男性は「ひとつのことしか考えられない」と言いますが、仕事が忙しい時は仕事のことで頭がいっぱいになってしまうこともあります。 恋愛初期は無理をしてでも時間を作っていた場合でも、付き合いが安定してくれば、自分の仕事を応援してほしいと思うもの。そうなれば終電で帰る日や週末も仕事で会えない日も増え、もしかしたらデートをドタキャンすることだってあるかも知れません。 そんな時、彼女から口うるさく責められたり、浮気を疑われたりすれば、怒りとともに失望を感じます。その瞬間に彼女とはやっていけないというスイッチが入ることでしょう。ただし、大切な記念日にもプレゼントがなく、お祝いすらしてくれない男性の場合、すでに心が離れているケースもあります。
4. 電話やLINEなどの連絡が多すぎて面倒だった時
マメなメッセージのやりとりが苦手な男性は少なくないため、仕事が忙しく疲れている時に、朝から晩までメッセージが入るとそれ自体に疲れてしまうこともあります。 忙しいことを理解してくれた上で、労いの気持ちがこもった内容であれば嬉しいでしょうが、お気楽すぎる内容や返事を急かすような内容ばかりであれば、イラッとしてしまうことも。ましてや既読スルーや返信が遅れたことを責められれば、それだって立派な別れの要因になることでしょう。
5. 愛されているかを試す、「試し行動」をされた時
女性から愛されているかを試されると男性は気持ちがゲンナリします。例えば、彼女が友達と飲んでいて終電逃したから迎えに来てほしいと酔っぱらった状態で電話をしてきて、断わったら「私のこと、好きじゃないんだ!」など責めたり、口論になると泣いて「もう別れる!」と言い始めたり。 自分が愛されているかを試すような行為が続けば、面倒だと感じ、別れを意識します。
6. 嫉妬されることが面倒になった時
多くの女性は彼からの愛情を確かめたいと願い、愛情が足りないことに不安を感じれば、嫉妬を示すことで抵抗して繋ぎとめようとします。 付き合い始めの可愛いヤキモチならばいいですが、嫉妬が原因でケンカが頻発するようになれば、男性は「もう付き合いきれない!」と疎ましく感じ始めるでしょう。
7. 感謝の気持ちが感じられなくなった時
男性は愛している女性に対しては、目に見える誠意を伝え、信頼を得たいと考えます。その一つが食事や遊び、デート代など金銭面でのサポートです。その対価として「ありがとう」「ごちそうさま」など、感謝の気持ちがほしいのです。 ですが、奢られることやお金を出してもらうことが当たり前になり、「なんで○○してくれないの?」と言い出すなど、感謝の気持ちが感じられなくなれば、「そろそろ潮時かな」と男性の別れのスイッチが入ることでしょう。
別れの兆候やサインを感じたら、あえて「距離を置く」
これらのように男性が別れを決意するまでには段階のプロセスがあります。彼の中で、別れを意識するスイッチが入ってしまった場合、どうすれば良いのでしょうか? もし最近、彼の態度や様子がおかしいなと感じ始めたら、有効なのは冷静になって自分から少し距離を置くことです。大事なことは、彼自身に、「あなたの存在が必要だ」と自ら認識してもらうこと。そうでなければ根本的な問題は解決されません。 彼の心が離れていると感じたら、嫉妬や悲しみから相手にすがってしまう人もいるでしょう。そんなときに距離を置いてしまったら、さらに関係が冷えてそのまま別れにつながってしまう不安を抱くこともあるでしょう。しかし、そのような行動が、より二人の距離を引き離してしまうのです。 恋愛中、女性は「彼から、より愛されたい」と願い、男性は恋愛初期には「相手を手に入れたい」と思いますが、安定を得るとその基盤の上で「自分の時間を楽しみたい」と願うもの。その男女の考え方の違いが、ふたりの関係値の差として顕著に出てしまう可能性があるのです。 お互い、一緒にいて心地よい距離感を知っておくことは、より二人にとって素敵な関係を保っていく秘訣になりますよ。